ロシアの怪レーベル・アントロープ(АнТроп)について①

 皆さんは、ロシア(ソ連)のレコードと言えばどこのレーベルを思い浮かべるでしょうか??

 

 まずはソ連時代唯一の国営レーベルだったメロディア(Мелодия)でしょう。ジャンル横断的に大量のミュージシャン達が所属し、大量のレコードがプレスされました。ビートルズを初めとした西側の音楽もここからプレスされていました。


f:id:sankakubuchi:20170923051320j:image←みんな大好きメロディアレーベル

 

 1980年代(正確には1979年)になると、第二の都サンクトペテルブルクでアントロープ(АнТроп)というレーベルが産声を上げます。(メロディアの社員が立ち上げた分派と言った方が正確かもしれませんが…笑)


f:id:sankakubuchi:20170923045501j:image←見覚えのある人も多いはずのこのマーク

 

 アントロープ・レーベルにはロシアン・ロックを代表するようなアーティストが 数多く所属していました。例えば、«Машина времени(マシーナ・ブレーメニ)», «Аквариум(アクヴァリウム)», «Зоопарк(ザーパルク)», «Кино(キノー)», «Алиса(アリサ)», «Ноль(ノリ)»などです。ソ連のロックに触れたことのある人なら避けては通れないアーティストばかり…。

 

 このアントロープレーベルは、海外のロック(特にブリティッシュロック)もプレスしていました。現在日本国内でビートルズツェッペリンのロシア盤として出回っている殆どはここからのもの。(ロシアのレコードマニアの話によれば、現在市場に出回っているものはペレストロイカ以降のプレスとのこと。)

 

 この辺はメロディアからも同じレコードが発売されていたり…とかなり複雑なソ連レコードの世界でして、版権の関係などは少し調べてみる必要がありそうです……。

 

 

 

 次回以降、もっと突っ込んだ話をしていこうかと思います!お楽しみに!